<強風>列島大荒れ、死者3人、239人負傷
毎日新聞 4月3日(火)20時9分配信
急速に発達しながら日本海を北東に進んだ低気圧の影響で、3日は全国的に暴風雨となり、北陸から九州の広い範囲で最大瞬間風速30メートル以上の暴風を観測した。毎日新聞の午後9時までのまとめでは、岩手県で男性が自宅屋根から転落死するなど計33都府県で3人が死亡、239人が負傷(33人は重傷)した。台風並みの勢力を持つ「爆弾低気圧」は更に発達し、4日も北陸や東北の日本海側で特に強い風が吹く見通し。気象庁は暴風や高波に引き続き注意するよう呼び掛けている。
◇40地点以上で観測史上最高風速
気象庁によると、全国の40地点以上で観測史上最大の瞬間風速を記録。和歌山市・友ケ島で最大瞬間風速41.9メートル、富山県砺波市で39.8メートルを観測した。首都圏でも強い風が吹き、東京都八王子市では午後6時過ぎに38.9メートルを観測。雨も局地的に強く、神戸市では1時間に55ミリの非常に激しい雨を記録した。
◇日本海側は猛吹雪も
北海道に達する4日午前9時には960ヘクトパスカル前後にまで勢力を増す見込み。4日にかけての陸上の最大風速は北日本25メートル▽東日本28メートル▽西日本23メートルで、特に北海道と東北、北陸の沿岸部や海上で非常に強い風が吹く。海上も大しけとなる。強い冬型の気圧配置となり、日本海側では猛吹雪も予想される。
◇33都府県で人的被害
各地の警察などによると、3日午後4時50分ごろ、岩手県奥州市水沢区中町で、自宅屋根を点検していた佐藤三七さん(96)が強風にあおられ転落死した。午後1時ごろには富山市池多の無職、堀井富雄さん(81)方の物置(鉄製、幅2.2メートル、奥行き1.1メートル、高さ2.1メートル)が倒壊し、堀井さんが下敷きになって死亡。午後3時25分ごろには香川県三豊市高瀬町下勝間の冷蔵会社で、役員の白川俶子(ひでこ)さん(69)が倒れた木造倉庫の下敷きとなり死亡した。
また、愛媛県西条市では看板の掛け替え作業をしていた男性警備員(65)が脚立から落ち、頭を強く打って意識不明の重体。富山県砺波市の無職男性(53)も頭の骨を折り意識不明の状態で見つかった。強風で転倒したか、車庫のシャッターが直撃したらしい。
毎日新聞のまとめでは、風によるとみられる火災を含め家屋139棟が損壊。約14万世帯が停電した。
◇空の便587便欠航
交通への影響では、日本航空と全日空が午後9時までに国内線計580便の欠航を決め、日本航空国際線では成田国際空港発着の7便が欠航した。
JR各社によると、東北、上越各新幹線は計15本が運休し、東海道新幹線は品川-新横浜駅間で一時運転を見合わせ。首都圏の在来線や私鉄でも運休などが相次いだ。山形新幹線は4日早朝から午後にかけ、上下計6本を運休する。【池田知広、川名壮志、岡田英、神足俊輔】
昨晩は轟音で何度も目が覚めました。
秋田では電柱が倒れ、道路が通れず、
鉄の看板は倒れ、壁もはがれている教室もあるようだ。
ウチの教室でも電車で通っている生徒は止まっているため振り替えをしたが、
気をつけないといけませんね。
なにか飛んできて怪我をするとか、
とにかく大きな事故にならないことを。
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