2012年3月25日日曜日

成長するときのイタミ

僕は中学校2年生まで

「チビ」と呼ばれることがあった。


今でこそ平均よりちょっと高いくらいだが、
当時は本当に背が低かった。

背の順で並ぶと一番前になったこともある。
前習えが屈辱のあの一番前だ。


そんな僕が、冬休みを過ぎたあたりに一気に伸びた。

あまりにも急激な伸びだったため、「成長痛」というのもハンパじゃなかった。

膝とかが夜中に音を立てるのだ。
激痛で眠れなかったこともある。


冬休みや春休みなどの長期休みを過ぎて登校すると、
学校の景色はぜんぜん違って見えた。

急にバスケリンクにも手が届くようになり、
自分の体にびっくりしたりもした。

今日はそんな話をしようと思う。




成長する時に、成長痛を伴うものがある。

成長痛を伴っている成長は本物だ。


ナポレオンヒルの言葉で

「最大の成果をあげるときは、一番苦しい時期である。」というのがある。

本当に苦しい時に、なんとしても脱しようともがいたり考えようとしたりする。

苦しみや痛みの中で生まれた力やアイデアは、本物であることが多い。


受験の戦いってのは極限だ。

そして勝負は1点差だといつも話している。

この言葉の重さが伝わるだろうか?

ならばこれならどうだろう?

不合格になった生徒に、


「実はあと1点で合格でした。残念でした。」

・・・時間を戻すことはできない。


今、
何かをしているその延長上にのみ、未来がある。

未来が決まっているのなら、
今やっていることがその途上に本当にあるかってことを今一度考えてみる必要があると思うのだ。


真の目標があるのなら、
できるだけ心を閉ざして、そのことに集中すべきだ。

そしていつもそのことを念じておかなければ、
心が弱くなった隙に悪魔が侵入してくる。

だから、
いつも「絶対に成し遂げる、絶対に成し遂げる…」
という呪文を唱えながら、心に結界を張っておくことが重要だと思う。

そこまでやっておかないと、心が揺らぐ。

揺らいでしまう。


何かをやるってことは、やっぱり誰にでもできることじゃない。

だからこそ、心を強くしてがんばり続けないといけない。


成長痛は成長に伴う痛みだ。

だから、苦しくていいんだ。


だって、成長してるんだから…


がんばっていこうね。

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