僕には弟がいる。
ほしくて仕方がなかった兄弟だったから、
生まれた時は本当に本当にうれしかった。
幼稚園からも、小学校に上がってからも
寄り道をしたという記憶があまりない。
弟に会いに一刻も早く帰ってきたかった。
赤ちゃんで寝ている弟に
頭をなでながら「ただいま!」って言うのだ。
弟が成長してくると
だんだんと兄であることがイヤな気持ちになるときがある。
特に多かったのは、「学年の違い」だ。
僕が小学生の時には
「いいなぁ、学校に行かずに楽しそうで。」
6年生の時には
「いいなぁ、1年生は早く学校から帰れて。」
中学生になると小学生の弟がうらやましく見え、
高校生になると6年生、
大学生の時は中学、高校の弟が本当にうらやましく見えた。
自らが通った道なのに。
夏になると冬が恋しくなり、冬になると夏が恋しくなるように。
幸せなのは今でしょ。
気付けないときっと、
働き始めてから 学生がうらやましくなる。
退職してからは 仕事があったことがうらやましくなる。
今立っているところがもっとも幸せで、
次のステージに立つともっと幸せになる。
がんばっていこうね。
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