2012年3月10日土曜日

携帯電話だけの問題ではない。

昨日。
こんなニュースが流れていた。


<岩手県高校入試>携帯持ち込み不合格…教室外のロッカーに
毎日新聞 3月9日(金)19時22分配信


岩手県教育委員会は9日、同日実施した県立高校の一般入学試験で、
試験会場に携帯電話を持ち込んだ男子生徒1人を不合格にしたと発表した。


県教委によると、1時限目の国語の試験時間中、巡回していた教員が
教室の外のロッカーから携帯電話のバイブレーターの音がするのに気づいた。
休み時間になって、ロッカーに荷物を置いていた男子生徒を別室に呼んで確かめたところ、
自分の携帯電話であることを認めたという。


県教委は
▽受験会場に携帯電話を持ちこんだ受験生は不合格にすると何度も周知していた
▽試験直前にも、誤って持って来た場合は試験監督に預けるよう求めたが、
この生徒は提出しなかった--と説明。
高橋広至高校教育課長は「面接でどんな質問があったかなど、
試験内容を外部に伝えるのに使われる可能性がある」と話した。【山中章子】



事前通達があり、
直前にも説明があったのにもかかわらず起きたことのため、
致し方ない。

僕は、
この対応に賛成である。
教育である以上ルールはしっかりと守らなければならない。


・・・でも、
高校入試で志望校の試験を受けられなかったことはすごくかわいそうだと思う。
悪意があったかどうかにかかわらず、だ。


この問題は、
この生徒だけではなく、
保護者や学校、もし通っていたのなら塾も関係してくる。

この子にどうしてそういった指導や対応をとれなかったのか。

入試は本人にはとんでもないプレッシャーがかかるものだ。
頭が真っ白になって普段なら考えられないようなこともするかもしれない。

答案に名前を書くのと同じくらい必要な対応をしっかりととってあげるべきだ。

だから、
この責任は周りの大人たちにもある。

しっかりとこの生徒の今後の対応を大人たちが考えてあげるべきだ。
それがもっとも重要なことだと思う。


今の中学生を見てみると、携帯を持っていない生徒はなかなかいない。
少し前までは高校生になるまでは持たせない、という親御さんもいたが、
どんどんそれが崩れてきて、
学校に携帯を持ち込むのが当然の様な雰囲気である。


しかし、
学校生活に携帯は本当に必要なものなのだろうか?
大学入試でのカンニング事件も去年起きてしまった。
携帯電話というのはそういう危険性のあるものでもある。


伴うルールもしっかりと学校等でとっているようだが、
塾もこういった問題にしっかりと目を向けていくべきだと思う。

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