2012年9月5日水曜日

その先にあるもの。

お元気ですか?





夏休みも終え、9月も5日を過ぎました。

皆さんのやる気は、十分なことと思います。



ですから今回は少し違うお話、先のことをお話ししたいと思います。





キミが受験勉強を終えて、

 志望校に合格した後のことです。







今勉強していることは、入試に必要なことなので、

嫌でもやらないといけません。



それが、

大学に入ったり、社会人になったりすると、 資格試験など以外では、

 ぜひとも必要な勉強というものが少なくなっていきます。





つまり、

最低限必要なものを勉強すれば、それですむようになります。



そうすると、それはやはり楽なものですから、

 もう、あまり勉強しなくなる人が少なくありません。



それまでに、決められた科目を、決められた目標点に 届かせるためにすることを、

勉強だと思い込まされてしまう人もいて、

自分から何か、勉強に取り組むという姿勢がなかなかできない人もいます。





そこで、

今のキミに伝えておきたいのは、



入試の日まで、もちろん必死で勉強するとして、



その後のことです。





知的好奇心と、知識欲、この二つの強弱の差が、

その後の勉強の継続やマスターに大きく影響するということです。





今やっている勉強は、あなたが将来、 どの方向に進むかわからないので、

基礎的な知識を頭にいれておいてくださいというのが、

基本的な目的で、今後、あなたが進む道を決めたとき、

本格的な勉強や学びや、学問が始まるのです。





ですから

今やっている勉強で、何も終わりはなく、

また、

受験勉強をしたせいで、他の勉強がいやになるのであれば、

それは大変残念なことです。





基本が終った所で、やめてしまうことになるからです。





ですから、必死で勉強するとして、そのなかでも、

知的好奇心と、知識欲を失わないように、つまり、



なんでたろう?どうしてなんだろう?あれはなんだろう? これがもっと知りたい、



そういう気持ちを決してなくさないように、 勉強に取り組んでください。



また、

そうでなければ、勉強が味気ないものになります。





常に、
心の隅に

 「今は受験勉強を詰め込むだけだけど、
 この科目のこの単元は、あとでゆっくり、
 もっと高いレベルで時間をかけて研究してみよう、
 調べてみよう」

という気持ちを、持ち続けてください。





知的好奇心と知識欲、これは生まれながらに備わっているものです。


だから、
人は、難問を解決したり、

知らないことを知るのを喜びと感じます。

ですから、このふたつの「欲」を失わぬよう、



心して勉強に励んでください。





では、

この始まった9月、後悔のないよう、がんばりましょう。

がんばってみましょう。



目標と計画をきちんと。

1 件のコメント:

  1. "sence of wonder"の心の存在は生徒たちにも教えるべきですが、教師たちが伸ばして失わさせないようにしなければいけないものですね。
    最近はどうしたら、教える側が生徒のこの感性を伸ばし続けられるのかを考えたいと思っています。

    shoko.g

    返信削除